前回の記事「職場での人たらしに学ぶ」をパート1とすると、今回は、パート2になります。
というよりも、我が職場の人たらし「K」から学ぶ教訓を前回記事では、伝えきれませんでした。
よって今回は、その補完記事ということになります。
豊臣秀吉が人たらしの天才なら、さしずめ「K」は、人たらしの優等生というところでしょうか(笑)。
人たらしは、人をたらしこんで、信頼関係を築き、人をたらしこんで、相手の心を意のままに操るのが究極の形かなと思っています。
とかく悩みの尽きないサラリーマン生活の中で、このKに代表される人たらし術をひとつでもふたつでもマスターしてみようと思いませんか?
人たらしがその人の元々の生まれ持った天性なのか、後天的に作り上げたものなのかは、知る由もないですが、
少なくとも、ひとつひとつを分解していくと、それほど難しいことには、思えません。
この人たらし術は、僕にとっても、あなたにとっても、サラリーマンライフをより一層魅力的なものに変えてくれるツールだと信じています。
そういう視点で読んでもらえると、とてもありがたいです。
目次
中堅幹部Kのしたたか人たらし術、パート2
パート2では、この中堅幹部Kの日常から見えてくる6つの人たらし術に注目してリストアップしてみました。
是非参考にしてみてください。
人に話をよく聞き、共感する
Kは、人に話をよく聞きます。
「昨日は、どう過ごされました?」
「仕事の調子は、どうですか?」
「昨日のニュースに出ていた〇〇事件について、どう思いますか?」
「健診結果は、どうでしたか?」
とにかくいろんなことについて聞いてきます。
そして、それに応えていくと
「ですよね」
「わかります」
「そうだったんですね」
「そんな風に思われていたんですね」
という感じで、共感してくれるのです。
人は、たわいもない事でも、共感されることで、安心感と親近感を持つものです。
最初は、Kに対して構えていた人でも、いつの間にかKの術にはまって、言うつもりもなかった話までしてしまうのです。
これを繰り返すことで、Kは、ホンネで気軽に話せる親しい仲間を次々とゲットしていくわけです。
嬉しいこと、プラスな出来事は、拡げてくれる
Kと会話する中で、嬉しい出来事の報告や、自慢話などをしたとします。
するとKは、適度に周りに拡げてくれます。
「この前、取引先との契約がうまくいきました」
「この前、資格試験に合格しました」
「ゴルフコンペで優勝しました」
「入院していた子供が無事退院しました」
「〇〇の仕事手伝ってあげたら、うまくことが進みました」
こんな会話をするとします。
そうすると社内の中で適度に広めてくれるのです。
僕自身の嬉しい出来事なんだけど、共有化の輪が拡がる感じです。
周りのみんなも僕の事をプラス評価してくれるわけで悪い気は、しません。
逆にネガティブな出来事については、もちろん口外することは、ありません。
「資格試験に落ちた」
「取引が失敗した」
「彼女にふられた」
「上司からしかられた」
例えば、こんな場合には、けっして口外することは、ありません。
ネガティブな情報は、漏らさない。
そんな信頼関係が暗黙のうちにそれなりの築かれていくのです。
相談に乗る、放置しない
普段から気さくに話ができる関係が築かれると、
相談事も増えてきます。
そんな時も単に話を聞きっぱなしではなく、きちんと解決につながるまで、フォローをしてくれるのです。
「今、こんなことをしようと企画しているのだけど、どこか対応してくれそうな業者を知らないか?」
「最近、頭痛が治らない。どこかいい医者を知らないか?」
「実は、仕事に集中できなくて悩んでいる」
「実は、最近髪が薄くなってきたんだけど、なんかいい育毛剤ないかな?」
こんな相談持ちかけても、その場だけで聞いておしまい。じゃなくて、アフターフォローもちゃんと気にかけてくれるのです。
たとえ解決に至らなくとも、
「あの件は、その後こういう方法もあるけど、どうだ」
「あの件は、力になれなかったけど、どうなっている?」
などと声をかけてフォローしてくれるのです。
いつも余裕がある(そうに見える)
重要な役職についているKは、本当は、相当忙しいはずです。
なのに、なぜかいつも余裕の顔をしています。
困り顔を見たことがないのです。
焦っているところをみたことがないのです。
だからこそ、周りの人は、Kのことを「仕事の出来る人」、「頭のいい人」という風に評価しています。
僕は、以前そこのところをKに聞いたことがあります。
「なんかいつもkって、余裕で仕事こなしているよなあ」
と言うとKは、
「全然そんなことはないさ。いつもぎりぎりで仕事をこなしている。でもあんまり顔に出ないタイプだからそう見えるのかも(笑)」
と軽く返して来ました。
人たらしは、仕事やプライベート含めて、心の焦りを極力顔に出さないように努めている。
そう理解しました。
人たらしは、いつも人に囲まれている
人たらしは、常に人にポジティブに声をかけることが得意と言いました。
そういう人の周りには、人が集まります。
多分、さびしがり屋の反動の部分がそうさせているのかもしれません。
いつも賑やかに華やいで見えるのです。
僕は、そういうのを端から見ていて羨ましいと眺めています。
でもそれは、逆に僕自身が、人たらしのごとく、人とのポジティブな日常関係を築いていない証ですからね。
しかたないことです。
だからこそ、やるべきことは、明確です。わかりますよね。
自分自身から積極的に周りにきちんと声かけをすること。
何気ないたわいのない言葉からでも、まずは、周りの人へ気軽に「やあ」でも「よお」でも「コンチワ」でも「おつかれさま」でも
とにかく、声をかけること。
そこからスタートすることです。
人たらしは気づき上手です
人たらしKは、常にアンテナを360度に張り巡らせています。
要するに周りをいつも目配り、気配りしているのです。
だから僕なんかが同じ場所にいても全然気づかないことでも、
「総務部の〇〇さんは、左足に包帯巻いていましたよ。にしじゅんさん後で彼女のところへ行って声をかけてみましょうか?」
ということもありました。
また受付の〇〇さんには、
「今日は、いつもより来客が少ないですね。なんかあったんですかね?」
という声かけまで出来るのです。
またある時は、たまたま見かけた営業部の〇〇さんには、
「〇〇君、今日は、カッコいい大型バイクで通勤して来たね。あれは、どこのやつ?」
などとさりげなく相手の趣味を褒めてあげるのです。
というか、そんなことまで気軽に声をかけてあげるのです。
いちいちそんなことまでかよ((+_+))と思ったら人たらしには、なれません。
こういうことをさらっと、日常の一コマとしてやれる術を身に付けることがなによりも大事なのです。
まとめ
いかがでしたか?
パート1では、3つの人たらし術について説明しました。
今回のパート2では、6つの人たらし術んついて説明しました。
まあ、すべての人たらし術をすべて身につけて人たらしになろうというのは、一朝一夕には、いきません。
まずは、2つくらいに的を絞りチャレンジしてみては、いかがですか?
全てのポイントに共通するのは、ポジティブ思考(別名プラス思考)です。
但し、もしあなたがマイナス思考の持ち主ならば、まずは、そこから脱却することから始めてください。
そのヒントも僕のブログ別記事にあります。前向きな人生を歩むということ。幸せを引き寄せるということ。
人たらし術は、術とはいえ小手先のテクニックで身に付けられるものでは、ありません。
自分自身の基本的な思考スタイルから少しずつ少しずつ変えて行くことが肝要です。
一気に進もうとせず、気楽に少しずつ。
それくらいのユルイ気持ちで始めてみるのが、僕のスタイルです。
そしてあなたにもオススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。