僕らの社会は、多種多様な様々な組織と人間関係で成り立っています。
家族の人間関係。
職場の人間関係。
学校の人間関係。
友人との人間関係。
ご近所さん地域との人間関係。
恋人との人間関係。
趣味サークルでの人間関係。
そんな様々な人間関係のなかでは、時として、小さなさざ波が起こることがあります。
原因は、よく分からない事もあるのですが、たいていは、ほんのささいな行き違いから起こることが多いのです。
よく分からないときは、自分の言動、行動で相手を怒らせてしまったかもしれないとか。
いや待てよ、自分とは、関係のない別なことで、不機嫌になっているかもしれない。
うーん、でも真相は、分からない。
どちらにしろ、なんか、相手の態度が、最近少し冷たい。
普段よりよそよそしい。
口をきちんときいてくれなくなった。
いずれにしろ、関係を良好に保つべき相手との間で、気まずい状態になってしまった。
そんな時に役に立つのが、人たらしの対処法です。
目次
あなたが少しだけ折れてあげる、譲歩してあげることです
原因追及なんて、たいして意味はない。
原因がケンカなど明確な場合は、まだいいですが、そうじゃない場合は、少しやっかいです。
まず、先に考えるのは、相手が不機嫌になった理由ですよね。
いったい何がこの気まずい雰囲気を作ってしまったのか?
あの時のあの言動?
軽口たたいて冗談をかましたけど、あれって少し言い過ぎだったのかなあ⁈。
すれ違いざまに「こんにちは(^-^)!」とあいさつしたつもりだったけど、もしかして聞こえてなかったのかなあ⁈
相手の好意を気づかずに、無視されたとして怒らせてしまったのかなあ?
自尊心を傷つけるようなことを言ってしまったのかなあ。
考えれば考えるほど、頭に思い浮かんで来るけど、これといった確信は、何もない。
そんな時は、原因を考えるのは、やめにしましょう。
時間のムダです。
それよりも有意義で簡単で誰にでも出来る解決策があるのですから。
その解決策とは、あなたから先に折れることです。
それも少しだけ折れる。
言い換えれば少し譲歩してあげるということです。
別に自分に非があるわけないのに、何で自分から折れるんだよ、譲歩するんだよ(-_-メ)
とか憤慨しては、絶対ダメです。
そんな小さなプライドなんて捨ててください。
人たらしの真骨頂は、長い目で相手を人心掌握することです。
人生を左右することでもあるまいし、そんな当面の気分感情からくるプライドなんて捨て去りましょう。
この考え方が出来るようになると、精神的にもずいぶん楽になれます。
明らかな謝罪の言葉とか必要ありません。
少しだけ折れる、譲歩する態度を示せば大抵のことは、円満に解決するものです。
具体的には、例えば
ポイント
・普段より少しだけ声を大きくして元気な声であいさつをしてあげましょう。
・普段より少しだけ多めに親切にしてあげましょう。
・身体の具合大丈夫ですか?と声をかけてあげましょう。
・何気に褒めてあげましょう。褒める題材は、何でもいいです。
・何気に缶コーヒー1本でも奢ってあげましょう。
・おすそ分けと称して何か軽いお土産でも渡してあげましょう。
こんなところでしょうか。
他愛のないことです。
されどこれが効果的なのです。
別に全部やる必要は、ないです。
相手が喜ぶことを、あなたから率先して、やってあげることが大事です。
これなら、少しだけの努力で誰にも出来ますよね。
少しだけ折れるから出来るのです。
少しだけ譲歩するから出来るのです。
これが、人たらし術です。
相手にしてみれば、一時的に不愉快な状況にあったとしても、なんとなく、こいつ反省しているな・・というサインをキャッチしてくれるはずです。
相手が好意的態度を示してくれるから、私も何かしらのプラスの反応を返してあげようかな・・そういう気持ちが自然にわき出て来るのです。
もし、なかなかキャッチしてくれなくても、そのまま継続してそのスタイルを継続したらいいのです。
それでも通じない相手なら、それは、それでそういう相手だったということ。
あなたにとって、先々有益な人物ではないということが分かる訳ですから、諦める決めてになります。
あなたの取った行動が、無駄になることなんて一ミリもありませんから安心してください。
絶対やっては、だめなNGパターン
1.そのまま放置すること。
気まずくなった相手やケンカしちゃった相手との修復を何もせずに放置するのは、一番ダメなパターンです。
円満で良好な人間関係を築くことが、人たらし術の目的の一つですからね。
放置じゃ何も解決しません。
相手がこの先、あなたに取って有益な人間なのか、不利益を被る人間なのかさえわからず終わってしまうことになります。
2.自分に非がないからといって、相手に理屈を通して、変わらせようという行動。
これも人たらし術のスタイルに反します。
たとえば、あなたの言い分が正論だとして、相手の取っている態度が明らかに間違っているとします。
それでも、これから先、円満で良好な人間関係を築いて行きたい相手に対して、その鼻をへし折るような行動は、絶対慎むべきです。
相手に非があろうとも、あなたの方から譲歩すること、折れることで、相手もあなたの懐の深さに尊敬の念を抱くようになるものです。
それこそが、人たらし術の一番の目指す姿です。
異論もあるかと思いますが、人間関係を良好に保ちつつ、あなた自身が幸せな人生を目指す上では、この人たらし術の考え方がとても有効なツールということを是非理解しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
こんな風に人間関係がこじれた時の解決方法とか書いていると、遠い昔の小学校時代の頃の、親友とのケンカの後先を思い出してしまいました。
仲のいい友達と、ささいなことでケンカしてしまって、いっとき気まずい時間を過ごしたとします。
でも、そのうちどちらからともなく、譲歩してきて、少しずつ優しい振る舞いをして来るのです。
具体的にいうと、
- 「ポケモンの最強カードあるんだけどさ、君にあげるよ」とか(注;僕の時代には、ポケモンカードないです(笑))
- 学校帰りに、先に教室を出た友達の後を追って「一緒に帰ろう!」とか声をかけて、ぎこちなく二人で帰ったりした。アレです。
別にケンカの原因の良し悪しを話し合うとかしないのです。
自分から相手に折れる仕草をみせる、譲歩の態度を表すのです。
考えてみれば、あれも子供心に考えた小さな人たらしの術だったのかもしれません。
人間関係を円満良好にする術を、子供のうちからやっていたんですよね。
原点回帰ってやつです。