僕は、このチェストブログで「人たらし」に学ぼうと色んな視点で記事を書いてきました。僕の身の周りに現れた「人たらし」たち、世間を騒がす著名人から学ぶ「人たらし術」。
僕なりの視点で、この愛すべき人たらしの方々からその極意をさらけ出してやろう、そんな気概でいくつかの「人たらし術」を紹介してきました。
その目的は、ひとつです。
僕のブログを読んでくれている皆さんが、人たらしの術を参考にしてくれることで、人間関係が豊かになり、幸せな人生に向けて1%でもいいから上向くきっかけになればという思いがあります。
そして同時に僕自身も成長できれば、言うことないです(^-^)。
宜しければ、是非僕の過去記事を参考にしていただければ嬉しいです。
僕がこれまで見て来た「愛すべき人たらしたち」のあれこれを記事にしています。
人たらしの職場篇。ほめて業績あげるマネージャー、叱って業績あげるマネージャー。その決定的違いとは?
職場での「人たらし」に学ぶ。パート3は、あるスーパーマーケット店長の人たらしの人心掌握術に学ぶ!
職場での「人たらし」に学ぶ。パート2。魅力的で快適なサラリーマンライフを送ろう。
人たらしに学ぶ番外編。東京都知事小池百合子さんも実は、人たらし?
さて今回は、人たらし術が、驚くほど人間関係の改善につながることを具体的に示す「行動ポイント」を紹介します。
これを頭に入れて、具体的に行動すれば、人間関係に悩んでいたあなたも、あっという間に、良好な人間関係に変わるはずです。
そして、あなたも「人たらし」として一目おかれる存在になれるかも・・・です。
目次
テーマは、「人付き合いは、性悪説から始めるとうまくいく!!」
いきなりですが、性善説か性悪説か?
あなたは、どちら派ですかと聞かれたらどう答えますか?
僕の愛読書である「人たらしのブラック心理術」(大和書房)内藤 誼人著 の中に、こんな記述があります。
引用
人間の本性は、善なのだ、と考える「性善説」は、なんら益ももたらさないばかりか、有害ですらある。性善説を信じたほうが人間関係は、上手くいきそうな気もするが、実際には、性悪説に立って物事を考えた方が、はるかにうまくいく。
性善説にたっていると、自分が善であるばかりに、相手からも同じような善意を求められたりして、ロクなことがない。たとえば次のような発言について考えてみよう。
「俺とお前は、10年来の付き合いなんだから、勝手にボールペンを借りたからって、そんなに怒るなよ」
性悪説にたっているとこんな甘えは、出てこない。たとえ10年付き合った友人でも、簡単に信頼は失われるものだ、と考える。だからこそ、10年付き合おうが、20年付き合おうが,親切さ、丁寧さ、謙虚さを忘れない。人の本性が善だと信じていないから、甘えていると危険だと思うのである。性悪説の立場にたつと、いい意味で緊張しつづけるからこそ、いつまでも人たらしでありつづけることができるわけだ。
どうですか、性善説、性悪説を両面から考えてみたとき、上述の視点で突きつめて周りを見渡してみると、目からうろこです。
この考え方って「なんて単純明解な正論なんだろう」と感心してしまいました。
僕が目指す人たらし術も実は、この「人たらしのブラック心理術」からヒントを得ている部分が多いのです。
性善説がなぜ人間関係をダメにするのか?
上記引用にもありますが、あなたの周りの人が元々いい人で、自分のことをよく理解してくれる人で・・という前提に立つと、どうしても自分自身の対応に甘さが出てくるのです。
ポイント
- たとえば、あいさつは、自分からすれば普通に返してくれるのが当たり前。
- たとえば、私が奢ったのだから次回は、相手が奢ってくれるのが当たり前。
- たとえば、仕事を手伝ってあげたのだから感謝されて当たり前。
- たとえば、自分が上司だから,自分が先輩だから、自分が目上だから、自分の会社の方が上だからなどという理由で、少しくらい偉そうにしても素直に受け止めてくれるはず。
- たとえば、夫婦間でもカップル間でも、愛し合っているのは、当然だから、愛情表現(愛してるとか好きだよ)を特に態度に示さなくとも、気持ちは伝わっているはず。
これらの「たとえば」は、全部、これくらいは、相手が理解してくれて当然という性善説に基づくあなたの思い込みが大部分なのです。
別なことばで言い換えると、あなたは、あるのかないのか分からない相手の極めて不確かな善意に甘えて、行動しているということです。
しかし、残念ながらあなたの思いとはうらはらに、それほどにあなたの思いは、相手には、伝わっていません。
もしかしたらあなたの思いなんてこれっぽちも伝わっていなくて、泣きを見るということさえあるかもしれません。
これまであなたが周りの人たちに接してきた行動、言動、態度を今一度ふりかえってみてください。
思い当たる節が結構あるはずです。
ポイント
- 慕われていると思っていたけど、実はそれほどでもなかった。
- 尊敬されていると思っていたけど、全然違っていた。
- 愛してくれていると思っていたけど、実は、それほどでもなかった。
- 親友かと思っていたけど、相手からは、ただの友達くらいにしか見られていなかった。
- 友達だと思っていたけど、相手からは、ただの知り合い程度にしか思われていなかった。
などなど、例をあげたたら枚挙がありません。
運が良ければ相手から期待する反応が返ってくるかもしれません。でもそうじゃなくて、期待外れの反応しか返って来ず、がっかりすることの方が多いのです。
さらには、そんなことが原因で気分がうつとなり、落ち込むことにもなりかねません。
でもね。
いいかげん気が付きましょうね!
これって、相手は、常にいい人、自分の思いが通じる人という前提であなたが接しているということ。
つまり性善説に基づいて行動しているのですよ。
よく考えてみてください。
注意ポイント
そんなことないですよね。
そういうことの結果なのですよ。
まさに自業自得の結末そのものです。
じゃあどうすりゃいいんだ!(-_-メ)
となります。
でも、よく考えてみてください。答えは、おのずと出て来ます。
そうです。
性悪説からスタートすれば人間関係なんて、驚くほど改善する
参考
性悪説・・・つまり人間なんて、「しょせんその時の状況でいくらでもころころ変わるし、腹ん中じゃ、何考えているのかわからないし、下手したら裏切られることもある。だから、心してかからないといけないぞ!」という考え方です。(*^_^*))
この考え方を常にスタートラインにしておくと、たいていの人間関係のベクトルは、プラスに動いていくのです。
これは、僕自身が痛感していますし、実践してきたことですから間違いありません。
それでは、性悪説をスタートラインとすると、具体的にどんな行動を取ればいいのでしょうか?
そうです。ここで「人たらしの術」が出て来るのです。
あなた自身が相手に対して、何らかのプラスのオーラを働き続ければいいのです。そうすれば、あなたは、信用を勝ち取り、信頼される存在になり、心を許してくれる存在にまで昇りつめるのです。
具体例その1 親切にし続けること。
つまり相手の困っていること含めて、手を差し伸べたり、話をきちんと聞いてあげることです。
その時に相手の目をみて、ちゃんと相槌をうち、基本的に相手の意見を肯定してあげることです。
別に悩みを解決してあげるとかの大そうな意気込みなんて不要です。
普通に話を聞いてあげて、出来る範囲で優しくしてあげるだけでいいのです。
それだけで、あなたへの信用度は、上がるのです。
実際問題、生死を分けるほどの困った相談なんて、めったにありませんから。
ほんの少しだけ今より優しくしてあげる。そこからのスタートでいいのです。
具体例その2 丁寧に応対すること。
親切にするの延長線ですね。
雑な対応は、絶対ダメです。用事を頼まれたときにも、日常の会話の中でも、カラ返事なんてもってのほかです。
基本相手と相対するときは、相手の目をみて応対することが大切です。
もし、心からの丁寧な応対なんて出来ないと思ったとしても、意識して相手の目をみて、相手の言葉をさえぎることはせず、出来るだけ、気持ちを抑えて対応するだけでいいのです。
それを続けることで、丁寧さの印象なんてあとから付いて来るのです。そういうものです。
心がなくても、形だけから入っても、継続すれば、そのうち心も入って来るものです。
是非実践してみてください。それこそが人たらしの術なのです(*^_^*)
具体例その3 謙虚さを示すこと。
これも重要です。
基本的に相手がどんな相手であろうとも、基本的にあなたのスタンスは、変えないというのがポイントです。
つまり、相手が,たとえ同僚とか部下とか後輩であろうとも、また零細な取引先の営業担当であったとしても、同じスタンスを取り続けること、謙虚な態度で接し続けることが大切です。
逆な言い方をすれば、相手によって横柄な態度、上から目線の態度、俺様的な言動をすることは、絶対NGです。
どんな時でも、どんな相手でも、一貫性があり、ブレないあなたの謙虚な行動や言動は、必ず、認知されます。やがては、心を許すきっかけになりうるのです。
具体例その5 褒めること。
これは、人たらし術では、基本中の基本です。
人間関係を良好にするツールとして、これほど有効な要素は、他にありません。
親切も丁寧も謙虚さも、もちろん大切ですが、優先順位をつけるとすると、やっぱり褒めるが一番の最強ツールかもしれません。
これは、なにも難しいテクではありません。
容姿でも、仕草でも、あいさつひとつでも、仕事の得意分野でも、探そうと思えばいくらでも見つかるはずです。
そこを徹底して褒めてあげればいいのです。
日本人は、褒めるのが下手な民族ですからね。
相手の欠点を気づくのが得意な人は、多いですけど・・・。
大事なことは、意識して、ちゃんと声に出して、相手の目を見て褒めてあげればいいのです。それも繰り返し繰り返しね。
具体例その5 継続こそ命。
とにかく親切も、丁寧な対応も、謙虚さも、褒めることも継続し続けることです。
これが最大のポイントといっても過言ではありません。
最初に言ったように、相手にここまでしてあげたから十分だろうとか、あいつとは、10年来の付き合いだから分かっているはずとか、こんなにいっぱい愛してあげたから大丈夫だろうなんていうのは、絶対通用しないのです。
性善説で行動していたら、良好な人間関係なんて、いとも簡単に消滅してしまいます。
継続こそが人間関係を良好に保つ唯一の方法です。
信用も信頼も、そして相手の心をつかむ方法も親切、丁寧、謙虚さ、褒める行動を繰り返し繰り返ししつこいくらい継続し続けることが唯一の方法です。
まとめ
欧米人の夫婦、カップルは、普段からキスをして、ハグをして、年から年中スキンシップをやりまくっているのをよく目にしますよね。
傍目からみても、「ようやるヮ!あいつら!」と我々日本人は、少し引き気味?あきれ顔て眺めていますよね。
でもあれもブラック心理学の視点でみれば、性悪説に基づいた行動であって、そういうスキンシップを繰り返していないと、パートナーの心が離れていってしまうという不安の表れだそうです。
つまり性悪説から来ている行動ということ。
なるほど、そういわれると、スーッと心に落ちますね。
ここまで来ると、性悪説がいかに人生をプラスに導くのかというのがよく分かります。
僕もあなたも明日からは、なんの利益ももたらさない性善説なんておさらばしましょう。
そして、性悪説に基づいて、これからの人間関係を築いて行けば、人間関係の悩みなんてどこかに飛んでいくのです。
その先には、明るい素敵な人間関係が待っている・・・ような気持ちになりませんか(#^.^#)
実践あるのみです。
共に頑張りましょう(*^_^*)
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人間関係を良くする極意は、ホメること。これぞ人たらしの真骨頂です。
人間関係に悩んでいる人の多くは、たいてい人をホメることが下手です。 下手というよりも、ホメるそのものを普段からやる習慣がないといった方がいいかもしれません。 逆の視点からみたら、ホメ下手だから良好な人 ...
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