今回は、末期がんという極限の状況に追い込まれた状況の中でもプラス志向で行動すること、そして、あきらめないことの大切さを教えてくれる、そんなエピソードです。
GDOニュース10/30(土) 版に心に響くニュースが掲載されていましたのでその内容を紹介いたします。
ゴルフ最高峰のアメリカPGAツアー(バミューダ選手権2日目10/29)でスポンサー推薦枠で出場した54歳のブライアン・モリスが初日89,2日目92のスコアでダントツ最下位で予選落ちしました。
まあスコアを見れば当然の結果で、「なんだコイツ絶不調で下手なスコア出しやがったな」という感想で終わるところ・・・。
なんだけど、今回は、ちょっと事情が違いました。
目次
ブライアン・モリスは、末期がんのプロゴルファー
ブライアン・モリスは、シード選手でもないため、出場資格はなかったのですが、様々な理由により出場選手数が満たないということで急遽バミューダ諸島の地元プロ推薦枠で出場可になりました。
夢のアメリカンPGAツアーにデビューすることになったブライアン・モリスは、2年前、悪性脳腫瘍と宣告されていました。
頭蓋骨から腫瘍を摘出したが、がんはすでに胃や食道などに転移し、悪性度は最も高いステージIV。米国ボストンの病院で化学療法を受けている末期がん患者でもあります。
通算39オーバーで予選落ちでもPGAツアー参加の記録は、残る
ダントツ最下位で予選落ちはしたものの2日間を終えて、ブライアン・モリスは、
「PGAツアーに出場した名前が刻まれる。家族や友人にも会えた。もう会えるかも分からないみんなに」
いま胸にあるのは「できるだけ長く生きたい」という思いだけだとコメント。
予選最下位?それがなんだというのだ。
モリスと同組でプレーしていたサヒス・ティーガラは声を震わせた。「この瞬間を忘れない。人生にゴルフが占めるのはわずかでしかないんだ」
人生の困難にある人々へのメッセージ
そしてモリスは同じように困難な状況にある人たちへのメッセージを求められて
「とにかく、あきらめないでほしい。こんなふうに悪いことが起こったとき、自分がどれだけの人に愛されているか分かるはずです。何かの偶然で同じ場所、同じ時間にいる人たちとの出会いは特別なこと」と訴えました。
「1番ホールからずっと楽しかった。初めて触れたツアーや大会で働く素晴らしい人々、みんなが本当に親切にしてくれた。永遠に忘れない」
人生をあきらめないでほしい
この言葉、ともすれば安易に使われがちです。
しかし末期がんという過酷な状況に追い込まれながらもPGA ツアーに参加し2日間を戦い抜いたモリスからメッセージは、心に響きます。
舞台は、違えど僕らも、そして貴方だって同じような状況に陥る確率は、ゼロではありません。
大なり小なりの困難は、必ず降りかかって来ます。
自分がどれだけの人に愛されているかは、まだわからないです。
しかし、「何かの偶然で同じ場所、同じ時間にいる人たちとの出会いは特別なこと」というモリスのメッセージにもあるように、人との出会いや関わりは、とても特別なことだということを改めて思い知らされます。
これは、100人いれば100通りの人との出会い、関わりがあるということです。
そしてそれは、一人一人が独自に経験するが唯一無二の出来事であることも肝に銘じるべきです。
人生は、あきらめなければ、前向きに捉えるならばとても素晴らしい出会いになるということ。
それをブライアン・モリスは、教えてくれました。
ヤフコメ引用
読んでいるだけで胸に迫るものがある。
人生って、生きた年数と濃密さは比例しないなとつくづく思う。
永遠に忘れない、忘れたくない思い出が一つでもあれば幸せな人生だったと言えるんじゃないかな。
愛されている実感と心からの感謝を持てたら、人生としては上々!と思いたい。
体は失われても、魂は人の心に記憶として残る。
そういう意味では、人間の存在は永遠ではないだろうか。
何よりのメッセージ。
これが精一杯生きる、一生懸命に生きるというかたちなんでしょうね。
素晴らしい人生を歩んでいるとも感じます。
病は治らずとも、あたえられた命を最後まで自分なりに使い切る。
私もそのように生きていけるように。。。と思えました。
記録に残るプロ、記憶に残るプロ、人に感動を与えることのできるプロ
どれも一流のプロだと思います。
彼は一流のプロですね。
感動、そしてなんという生きざま。
言葉が見つからない。
この人から素晴らしい勇気をもらった。
この人のことは自分に同様なことが起こったとき励みになる。
ありがとう。
どんな時も「夢」「希望」を持つことは大切だと思います。人生一度しかないのだから。